テキストサイズ

黙ってオレに抱かれろ

第2章 獅真とセフレ

夕方、スマホのアラームで目が覚める。

「ゥン…ココは何処だ?」

獅真は起き上がると見慣れない部屋に少々戸惑っていた。

パンツ一丁姿で、床には服が脱ぎ捨ててある。

テーブルの上には空の缶ビールが散乱している。

「おはよう。斗真」

急に話しかけられ、ぎょっとして見やると、傍らにオンナが寝ていた。

「誰だ?」

「何のジョウダン?」

オンナは真っ裸で起き上がり、獅真の頬にキスをしてシャワーを浴びに行った。

「まさか此処は…」

ベッドから降りてベランダの窓を開け外に出る。見覚えのあるタワーが見えた。

「オレはまたビアルネスの世界に来たのか」

にわかには信じられなかった。

部屋の中を物色して、少し分かったことが

ここ(現世)では獅真斗真(シマトウマ)と名乗っている事
あの『お触りパブ』で働いている事

「なぁ、オレを職場まで案内してくれ」

浴室でシャワーを浴びているオンナにそう言った。

「イイわよ。一緒に行きましょ」

「お前はオレのオンナなのか?」

「さっきからどうしたの? ってか、ちょっと雰囲気変わった?」

「あぁ、記憶が曖昧になってる」

「私はララ。同業者でセックスフレンドよ」

「ララ…セックスフレンド?」

「ねぇ、今からセックスしてみない? アナタ見てたらゾクゾクして来たわ」

ララと名乗ったオンナはそう言って、パンツの上からペニスを掴んできた。

「ズゴイ、ビンビンじゃない! ちょっと見せて」

言うが早いがパンツを下げられ、ペニスを曝け出した。
血管の浮き出た肉棒、肉厚の亀頭がピタッとヘソまでそそり立つ

「ヤダ、何このペニス」

「試してみるか?」

獅真は片手にペニスを握り、上下に振ってみせた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ