
くるみの初恋、高校教師。
第7章 昼休み
"確かに昨日、シャワーのお湯が途中で出なくなって
咄嗟に声がでちゃったけど、聞こえてたの…?
あのマンション壁薄い?"
「今日はお風呂どうする気?」
「それは、その…お水でなんとか…」
「はははっ。そんなんじゃ風邪ひいちゃうよ。
今日の学校終わり、修理の人呼んでるから、くるみちゃんの部屋も一緒に直してもらうよ。」
「先生、まさか私の部屋に来るんですか?」
「なにか問題でも?あ、部屋散らかってるとか?
大丈夫。余計なものは見ないから安心して。」
「そうじゃないですけど…」
「けど?じゃあなに?
あ、くるみちゃんもしかして変なこと考えてる?」
「な、何言ってるんですかっ…からかわないでください!あと、学校では名前で呼ばないでください…」
「ふふっ。わかったよ。じゃあ学校では望月さんね。
でも、学校の外ではくるみちゃんって呼ばせてよ。
あ、そろそろ授業の準備しなきゃ。またあとでね!」
「………」
