くるみの初恋、高校教師。
第20章 クリスマス
そして、季節は進み、街はクリスマスモード。
「くるみ、クリスマスどうしようか。」
「先生とデートしたい。」
「いいよ〜。どこ行こうか。」
「…先生の部屋に行きたい。」
「え?俺の家?」
「うん。」
まだ一度も先生の家には行ったことがない。
何度か行きたいって言おうとしたけど、いざとなるとドキドキして言えなかった。
「クリスマスは、先生の家で一緒に過ごしたいな…
ダメかな…?」
「もちろんいいよ。チキンとケーキ買って一緒に食べようか。俺がご飯つくるよ。」
「え!いいの!!」
「いいよ。クリスマスの日はちょうど終業式だから、早めに帰って用意しとくよ。くるみは18時になったらうちにおいで。」
「わかった!ありがとう!」
こうしてクリスマスは先生とお家デートすることに。