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最後には、いつも笑顔

第1章 マルとの出会い

 まあ、これもいろいろあって、僕の家庭教師だったキミの兄貴がマルを引きとることになった。

 そして、僕も一緒に住むことに決めた。
 キミの残した宝物を守りたいと思った。

 親戚すじは、子育て経験もない男だけで育てることに反対したけど、自分らが面倒をみる気もない。

 僕の両親も、とにかく反対した。
 だから今は連絡とってない。
 大丈夫、あの人たちには、僕のほかにも子どもがふたりいるから。

 キミのご両親は、兄貴と僕が育てるというので、とても歓迎してくれた。
 今も体調のいいときは、マルと遊んでくれる。

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