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りさと3人のDoctors

第23章 突然の高熱



すると、竹内は長い綿棒のようなものを取り出した。インフルエンザの検査で使う例のあれだ。



「ゃだっ…はぁはぁ、それいや…はぁ…。」



インフルエンザの検査を受けたことがあるりさは、力ない身体で必死に抵抗するも蒼に押さえられていて動けない。



「りさちゃんごめんね。ちょっと検査させてね。すぐ終わるからね。」



そう言って、竹内はりさの鼻に綿棒を入れた。



「んんっ…痛いっ……んんんっ!!」


「ごめんねちょっと我慢ね…、はい、おしまい!」


「んんっ…コホッ…はぁはぁ、ぐすん。」



りさはぽろぽろと涙を流す。



「すぐ検査してきますので、ここでお待ちください。」


「よろしくお願いします。」



検査の結果が出るまで、蒼はりさを横にならせた。


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