りさと3人のDoctors
第35章 さすが蓮
「にぃに…。にぃにはどうしてわたしが先生のこと好きってわかったの?」
「そりゃわかるよ、いつもりさのこと見てるんだから。にぃにはずっと知ってたよ。りさは昔から蒼兄が好きだってこと。」
「え…?」
「りさはいつから蒼兄が好きと思ってるのか知らないけど、側から見てる限り、りさはずっと前から蒼兄が好きだった。蒼兄といるとうれしそうだし、会えないと寂しそうだし。
それに、俺にはなんでも相談するのに、蒼兄にはしないでしょ?それって好きだから恥ずかしくてできなかったんじゃない?俺はお兄ちゃんみたいだからこそ、なんでも話せたでしょ?
あとは、不安な時は、寝ながらでも蒼兄のことよく呼んでるしね。」
「えっ、じゃ、じゃあ豪先生にもバレてる?」
「豪兄もまだ気づいてないと思う。でも蒼兄よりは鈍感じゃないからそろそろ気づくかもね。
あ、姉ちゃんは絶対気付いてるよ。ほら、前に帰ってきたとき、りさと蒼兄がお似合いとか言ってたじゃん?あれは絶対わかってて言ったね。」
「そ、そんな…。」