りさと3人のDoctors
第38章 楓の一時帰国
「あれ?豪、なんか雰囲気変わったわね。」
助手席に座る楓はじーっと豪を見つめた。
「そんな見るなよ…。・・・付き合ったんだよ。」
豪は楓に言われるより先に自分から白状した。
「やっぱり!彼女ができたからなのね。なんか雰囲気が柔らかくなったわ。で、誰と?」
「もう言わなくてもわかってんだろ。」
「え!じゃあ、涼子ちゃん!?そっか〜、あなたたちついにくっついたのね。わたしは豪が学生の頃からずーっとまだかまだかと思ってたのよ。そうか、ようやく付き合ったのね。よくやったわ、豪。」
「なんで姉ちゃんがそんなテンション上がってんだよ…。」
相変わらずの楓に豪はたじたじ。