テキストサイズ

りさと3人のDoctors

第39章 治療を受けるりさ



帰り道、助手席に座るりさは、運転する蒼の横顔にドキドキしっぱなしだった。



(運転する先生かっこいい…。先生と一緒に帰れるのレアだし、なんかドライブデートしてるみたい…。)



「なぁ、りさ顔にやにやしてるよ?なに考えてんの?」



そういって、ふいにりさの方へ振り返った蒼に、りさはドキッとして今度は顔が赤くなる。



「な、なんも考えてないよ!ほら、先生前見なきゃ危ないよ。」


「ははっ。大丈夫だよ、ちょっとくらい。で、なんでりさ顔赤くなってるの?」


「も〜、なってないよ!」



りさは蒼から顔が見えないように、窓の外を見るフリをした。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ