
りさと3人のDoctors
第44章 学校の事件
ガチャッ___
「りさ?」
「来ないでっ…!!!」
蒼がドアを開けると、りさは床に座り込み咽び泣いていた。
「りさ…?」
「っ…っく…こないで…っん……おねがぃ…、こっちこないでっ…はぁはぁ…」
髪も制服も乱れたりさの姿に3人とも唖然とした。
蒼はすぐに駆け寄り肩を抱きしめるが、りさはそれを拒んだ。
「やだっ…ケホッ…先生こないでっ…触らないで…っん…ゲホゲホッ…はぁはぁ…」
りさはあんなことをされたショックに恐怖に痛み、
家まで猛ダッシュで走ってきたのもあって、とにかくパニック状態でめちゃくちゃになっていた。
「りさ、なにがあった…。大丈夫だから、とりあえず落ち着こう、ね。大丈夫だから…。」
「っ…うぅ…おねがぃ…はぁはぁ…っ、触らないで…っケホッケホッ…っ…」
蒼が背中をさすってもりさはまったく落ち着かない。
