りさと3人のDoctors
第51章 生理と救急搬送
特別室のベッドに移ると、りさはまた嘔吐してしまった。
蓮がりさの体を支えながら背中をさすり、豪が吐き出すものを受けとめる。
「うぅ…、はぁ、はぁ…。」
「りさ、もう出なさそう?」
コクっ…
「そしたら、ゆっくり横になるよ〜。もう大丈夫だからね…。」
蓮はりさの体をゆっくりとベッドに休ませた。
そして、ようやく痛みも引き落ち着いたりさは、すやすやと眠りについた。
「…寝たかな?」
「みたいだな。」
「血液検査はできてないんだけど、特に異常は見られなかった。ここ最近の相当なストレスが原因かな…。」
「かわいそうにな…。こんなボロボロになって、苦しい思いばっかりで…。」
「ほんと、早くりさをつらいことから解放して、毎日笑顔にしてあげたいよ…。」