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りさと3人のDoctors

第56章 わたし感じちゃうから…



家に帰ってりさはずっと治療のことを考えてしまい、夜勉強していても集中できずにいた。



「ダメだ。全然集中できないよ…。」



りさは一旦ペンを置いて、ソファーに座り込む。

あの不思議な感覚はいったいなんなのか、痛いわけではないし、嫌な気分もしない。そうなると、やはり病気なのではないかと不安になったりさは、ケータイで調べてみることにした。



「なんて検索したらいいんだろ…」



検索ワードが思いつかず、とりあえず思うままに入力してみる。


"治療 指 変な感じ"


(あれ?なんか違うな…。)



思うような検索結果が出てこず、りさは少し考えて"膣"と打ってみた。

すると、予測候補に"膣 指 痛い"と出てきたので検索してみると、りさの症状や治療内容が書いてある記事がたくさんヒットした。



(これわたしと一緒だ…。わたしみたいに手術した人も治療受けてる人もいるんだ。)



いくつか記事を読みながら、りさは自分と同じような人がいることを初めて知って少し安心していると、治療の体験記が書かれたブログに目をとめた。


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