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りさと3人のDoctors

第62章 行方不明のりさ



その頃、図書館では、りさが少しずつ罪悪感に襲われていた。


(本当にサボっちゃった…。今ごろ先生たち心配してわたしのこと探してるだろうな…。こんなことしなきゃよかった…。)


勢いで逃げ出してしまったものの、先生たちの顔を思い浮かべると、りさは申し訳ない気持ちでまた胸が苦しくなった。


(でも、今さら病院には戻れないし、とりあえず勉強して時間が過ぎるの待とう…。)


りさは机に向かい直し、再び気を逸らすように勉強に集中しはじめた。


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