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ドタドタドタ………



「ただいま！！」


「こら！りさ、なにそんな興奮してるんだ。走ったらダメだろ？」



家に帰るなり、玄関から急いでリビングにやってきたりさに豪が一喝する。

でも、今のりさには全く届いてない。



「あっ！豪先生！ねぇ、聞いて、Aだったんだよ。模試の結果、ノワールAだったの！！」


「本当か？」



りさは嬉しそうに模試の結果を豪に見せた。

確かに、そこにはAと書いてある。

もちろん、他の志望校も全部A判定だった。



「すごいな、りさ。半年足らずでよく伸びたな。まぁ、あれだけ勉強したもんな。報われてよかった。このまま試験まで頑張れよ。」


「うん！豪先生、ありがとう！先生とにぃには？今日帰ってくる？」


「あぁ。2人とも夜には帰って来るはずだ。」


「わかった！」



そう言って、りさは部屋に戻り、夜までまた机に向かった。