りさと3人のDoctors
第70章 予防注射
りさ「…………やだ。」
豪の言葉を聞いて、りさは眉間にシワを寄せて返事をする。
蒼「やだじゃない。大学入試もあるんだから今年は受けとかないと。」
りさ「今まで受けたことないじゃん!」
蓮「でもりさ、前にインフルなって大変な思いしたでしょ〜?夜中、豪兄に助けて〜って泣きついてたのに。」
りさ「そ、それは…。でも、今年は罹らないから!」
豪「大丈夫だ。涼子がやってくれるから、すぐ終わる。」
りさ「絶対痛いんだもん…。」
話をしただけで、りさはすでに半泣き状態。
蒼「りさいいの?インフルエンザになって、試験失敗して泣くのはりさでしょ?」
りさ「うぅ……。」
蓮「そうそう。涼子ちゃんに注射してもらえるなんてラッキーじゃん!あんな綺麗な先生他にいないよ?むしろ、竹内先生にしてもらいたい人たくさんいると思うけどな〜。」
豪「蓮、しばかれたいか?」
蓮「おっと、豪兄の彼女だった…。」
蓮の冗談もよそに、そこからりさのテンションはガタ落ちだった。