
りさと3人のDoctors
第72章 合格発表
ベッドに寝かされたりさは、そのまますぐ蒼の聴診を受けた。
蓮「ねぇ、りさ本当に走ってない?」
コクっ…
とりさが頷くと、豪がりさのおでこに手を当てる。
豪「りさ、また熱あるぞ?」
蒼「胸に少し雑音がある。りさ、しんどいでしょ?
なにしたの?ここまで走ってこなかった?」
3人の目が突然怖くなって、りさは正直に答えた。
「は、走ってきた…。うれしくて、早く先生たちに伝えたくて…。」
蒼「バカ!いつもいつも走るなって言ってるだろ!?隣とはいえ、ドアtoドアじゃ大学からここまで歩いても20分くらいかかるんだから。そんな距離走ったらしんどくなるに決まってる!」
「ご、ごめんなさい…。」
せっかく合格して喜んでたのに、蒼に怒られることになってりさは今度は悲しい涙を流した。
