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りさと3人のDoctors

第74章 医大生



「はぁ…、疲れた…。」



夜22時。

今日も授業の後は大学に残って勉強していたりさは、この時間になって家に帰ってきた。


リビングへ行くと、蓮が帰っていたようでソファーに座っている。



「りさ、おかえり。」


「にぃに、ただいま。なんか、にぃにに会うの久しぶりな気がする…。」


「だってりさ、最近朝は早いし夜は遅く帰ってすぐ寝てるし。たまに部屋覗くけど、寝顔しか見れないよ。ねぇ、りさ大丈夫?疲れてるみたいだけど。」


「うん、大丈夫。ありがとう、にぃに…。」



そう言うりさの表情は少し悲しそうだった。



「蒼兄に会えなくてつらい?」


「う、うん…。」


「その感じだと、大学入ってからまだ蒼兄とできてないんだね、エッチ。」


「ちょっ!?に、にぃに…//い、言わないでね!先生に…。先生忙しいんだし、わたしだって勉強頑張って早く医者にならなきゃいけないんだから…。」


「わかったわかった。まぁでも、今週末は蒼兄当直もなくて次の日は休みっていう日があるよ…とだけ教えといてあげる。」


「え!?ほんと!?」



今週末なら蒼と会えるかもしれない。一緒に寝れるチャンスかも…。

そう思って、りさは思わず声が高くなった。



「ふふっ。それに、にぃにも豪兄もいないし、蒼兄と2人で楽しんでね〜。」



と言って、蓮はニヤニヤしながら自分の部屋に行ってしまった。


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