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りさと3人のDoctors

第77章 小児科医 白鳥りさ


「わたしはね、小児科に行きたいと思ってるんだ。
先生たちがいたから私はずっと外科で入院してたけど、研修で小児科に行った時、わたしと同じように喘息で入院してる子が沢山いたの。
みんな、小さい体で一生懸命頑張って治療続けてて、昔の自分と重なって。

それから、初めて「白鳥先生、ありがとう。」って言われた。当直の時に夜中発作が起きた子がいて、寝るまでそばにいたの。そしたら、朝会った時にありがとうって。すごくうれしくて、医者として頼りにされた感じで、医者になったんだって思ったの。だから、そんな小児科に行きたいなって思ってて…。」



蒼「うん。いいと思う。」


蓮「りさは小児患者の気持ちもわかるしね。」


豪「りさは子どもにも好かれそうだし、向いてるんじゃないか?」




こうして、みんなに背中を押してもらって、わたしは小児科へ進むことにした。



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