りさと3人のDoctors
第16章 治療のはじまり
少しして、りさはヒリヒリする股をかばうように着替えを済ませ、診察室へ戻った。
「先生…、今日の治療これから毎週するの…?痛いのやりたくないよ…ぐすん。」
「先生もやりたくないのわかってるし、できることなら痛い思いさせたくないんだけど、りさのためにやらなきゃダメなんだ。」
そう言って、蒼はりさを抱きしめると、りさは蒼の腕の中で泣いた。
「りさ、家に帰ったらゆっくり休みなね。先生今日は帰れないけど、豪が一緒に帰ってくれるからな。」
「うん…。わかった。」