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第8章 『嘘、だったりして』

目を見ないまま、力なく下ろされた拳。無力、を感じる今の感情に怒りや悔しさ、または悲壮。ごちゃごちゃに混ざった視線が彼を捉えた。
「もう、別れて」
「嘘だろ?」
「嘘じゃないわ」
もう一度反らした視線を彼の瞳に合わせて、ゆったりと高飛車にも見える笑顔を向けた。
「…わかった」
終止符だ。
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