蜃気楼の女
第10章 国軍参謀長ハサン
ハサンからむちを渡された安田は、何のためらいもなく、ハサンが使い慣れたむちをナルミの形のいい白い尻に向けて打ち下ろした。安田は使ったことのないむちの動きが分からない。1回目はナルミの尻に当たらず、ナルミの両のももを打ち据えた。目標に当たらなかったが、それでも、ナルミの体に当たったむちはピシャリと乾いた音を発した。ナルミがすぐに甲高い悲鳴を張り上げて、痛みに耐えるように体を折り曲げる。歯を食いしばり痛みをこらえる表情に、安田はいいようのない興奮を覚え、さらに勃起した。打ち据えたナルミの太股が、たちまちミミズ腫れになって赤く膨らんだ。ミミズのように腫れた傷がなまめかしい。どんどん皮膚が腫れ上がる。
「アアアッ…… 痛いーーーー ご、ご主人様…… どうか、お許しを…… 」
徐々にこみ上げてくる痛みに対し、もだえて苦しがるナルミの顔が、時間の経過とともに、なんとも幸せな表情に変わっていく。安田はその表情を静かに見つめて、次のむちを打つことを忘れて見つめた。痛みで苦しい顔が、徐々に変化しているようだ。安田はナルミの表情の変化に引き込まれ、次のむちを振るうことを忘れた。
「アアアアア…… ご主人様、もう、い…… き…… そう……です…… いってよろしいでしょうか、ご主人様まままーーーー 」
ナルミは歯を食いしばり、顔をゆがませている。快感の嵐が今ナルミに怒とうのごとく打ち寄せようとしている。放心していた安田は意識を戻し、ナルミがいかないように、慌ててむちを打った。慌てたため、むちはナルミの二つの乳首に当たった。ナルミは激しい痛みにもんどり打って横に転がり気を失った。口から泡を吹いて動かなくなった。それに驚いた安田がナルミのそばに駆け寄ろうした。しかし、それをハサンに止められた。
「安田、むちで目を覚まさせなさい」
ハサンの指示に従い、横たわって胸で大きく呼吸しているナルミの筋肉質の腹に向けてむちを打ち下ろした。パシャ、という音とともに、ナルミがあごを上げ、反射的に閉じた目を開けたが、白目をむいていた。それでも、目を覚まし、ゴホゴホ、手足をすぼめせき込んだ。ナルミの美しい切れ長の目からいくつもの涙がこぼれた。うっすらとした意識の中でナルミは安田を恨めしそうに見た。
「アアアッ…… 痛いーーーー ご、ご主人様…… どうか、お許しを…… 」
徐々にこみ上げてくる痛みに対し、もだえて苦しがるナルミの顔が、時間の経過とともに、なんとも幸せな表情に変わっていく。安田はその表情を静かに見つめて、次のむちを打つことを忘れて見つめた。痛みで苦しい顔が、徐々に変化しているようだ。安田はナルミの表情の変化に引き込まれ、次のむちを振るうことを忘れた。
「アアアアア…… ご主人様、もう、い…… き…… そう……です…… いってよろしいでしょうか、ご主人様まままーーーー 」
ナルミは歯を食いしばり、顔をゆがませている。快感の嵐が今ナルミに怒とうのごとく打ち寄せようとしている。放心していた安田は意識を戻し、ナルミがいかないように、慌ててむちを打った。慌てたため、むちはナルミの二つの乳首に当たった。ナルミは激しい痛みにもんどり打って横に転がり気を失った。口から泡を吹いて動かなくなった。それに驚いた安田がナルミのそばに駆け寄ろうした。しかし、それをハサンに止められた。
「安田、むちで目を覚まさせなさい」
ハサンの指示に従い、横たわって胸で大きく呼吸しているナルミの筋肉質の腹に向けてむちを打ち下ろした。パシャ、という音とともに、ナルミがあごを上げ、反射的に閉じた目を開けたが、白目をむいていた。それでも、目を覚まし、ゴホゴホ、手足をすぼめせき込んだ。ナルミの美しい切れ長の目からいくつもの涙がこぼれた。うっすらとした意識の中でナルミは安田を恨めしそうに見た。