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【期間限定】文字の世界を救え!

第1章 プロローグ

 すると突然、スマホ画面がピカッと光った。


「眩しい!」

『もしもし、聞こえますか? 斗夢さん、聞こえますか?』


 電話をかけてもいないのに、スマホ画面から声が聞こえてくる。
 しかもぼんやりと誰かの顔が見える。


「え、誰っ?」

『私は文字の世界の精霊です。斗夢さん、あなたにお願いがあります。私たちの文字の世界を救ってほしいのです!』

「文字の世界の、精霊……?」


 斗夢は目をパチクリさせた。
 スマホ画面の中にいる精霊が自分に向かって話しかけているのがいまいち信じられなかった。


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