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5 minutes妄想シチュエーション♡

第4章 休み明けの苦手な彼女を迎えに行く・同僚→同僚



 ねぇねぇ。毎日起きて顔洗って、着替えてメイクするだけで偉いんだよ。何なら貴女の場合、生きてるだけで偉いよ。だから悩むことないし、格好悪くもないってば。


 本当だって。


 言ったじゃない。貴女がいなければ、私なんてとっくに引きこもりになってたからね。引きこもりになってなくても、朝から化粧は面倒がっていただろうな。


 だって……


 ちゃんと身支度しても貴女がいなければ見せる人いないし、出勤しても、貴女がいなければ楽しみの一つもないもん。


 ね?それだけでも貴女は、いてくれてるだけで偉いでしょ。


(他の人達はそんな風に思ってくれない、先週だって何度ミスしたか……と、貴女は俯く)

(いや、他の人も同じように思っていた方が問題だから。私、何人ライバルいることになるの……!)

(なんていくら私が言っても、変わらないことがきっと貴女にとっての生きやすさなんだよね。貴女がもし塔の上のお姫様なら、連れ出してあげたいよ。奔放になれ!って。
……大丈夫。貴女が真面目で考えすぎな分、ずっと私が側にいる。耳にタコが出来るほど、たくさん偉いって褒めてあげる。憂鬱な朝は、隣で笑っていてあげたい。貴女がつられて、少しでも楽しくなれるほど)


 さぁ、行こっか。本当にお父さん出てきちゃうよぉ?(笑)


 何なら、これからは月曜日と言わず、火曜日も水曜日も……


 デートのお迎えに上がりますよ、お姫様♡


(貴女といればどんな場所でも幸せだって、いつか言わせてみせるから。覚悟しておきなよ)







《end》

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