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5 minutes妄想シチュエーション♡

第6章 クリスマスイヴの午前0時過ぎ・彼女→彼女

 (電話の音・発信、向こうで受話器を取った気配)


 メリークリスマス!


 起こした?……そんなことないか。ワンコール鳴るまでに出てくれたもん。夜更かししてゲームでもしてたの?

 
 スキンケア?ネイル?……相変わらず美意識高い。さすが私の愛しい彼女。
 明日に備えてでしょ。って、もう今日か。0時回ってる、24日だね。


 からかったのに、少しくらい照れてよ。そんな真面目な声で「そうだよ」なんて、肩身狭くなるじゃない。


 私?


 もちろん明日は、(じゃなくて)…──今日は気合い入れてるよ。気合いの方向性が違うっていうか……あ、情熱は負けてない……のも寂しいから、貴女と一緒くらいっ(プレゼントのネタバレになることを危惧して慌てて話を逸らそうと)……そうだ、アドベントカレンダー明日で終わりだね。今年はお互い忙しくて、12月はなかなか会えなかったから。貴女は私の、私は貴女の選んだアドベントカレンダーを交換して毎日開けていく企画。デートお預けは参ったけど、こういうのは楽しかったな♡


 今から開けるの?……いいよ。せーの、で、……いける?


 せーの……


(雪の積もった菓子の家が描かれたようなファンシーなアドベントカレンダーに手を伸ばして、24日のマスを開ける。片手に電話を持っているため、割りと手間取る)

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