不純異性交際(下) ―それぞれの未来―
第12章 約束
私のアパートに着くと、ふよふよとおぼつかない動きでソファに座った。
瀬川くんは私の服を脱がせようと、服の裾に手をかけた。
「俺がいないときにお前が酔うの、ちょっと心配だわ」
「ふふっ、転ぶから?」
「まぁ、それもあるけど(笑)」
「…??」
「お前、酔うと甘えるじゃん。俺がいればいいけどさ…」
「瀬川くんにしか、甘えないよう」
彼はガバっと私のトップスを脱がし、頭が出ると同時にキスをした。
「んんーっ……」
いやらしい唾液の音が漏れると、瀬川くんは唇を離して私を抱き上げた。
ベッドに寝かされると、スカートとストッキングを丁寧に脱がされ、私は下着姿になった。
お酒のせいで頬が火照り、熱い。
瀬川くんも自らの服を脱ぐと分厚い胸板があらわれ、私はボーッとする頭のままその身体を指でなぞった。
「瀬川くんにね…、甘えたいの。瀬川くんだけに…」
「1人でいる時に寂しくなったらどうすんの?」
そう言うと彼は私の胸を優しくまさぐった。
「んっ…瀬川くんに、電話する…っ…ハァ…」
「ん。そうだね」
瀬川くんは褒めるように優しくブラジャーのホックを外した。
「じゃあ…俺がいない時に、こういう事したくなったら?」
ぬるりと熱く湿った舌で、赤らむ円のまわりを愛撫される。
「ひぁんっ…ぅう…ん…わかんな…っい、はぁ、んっ」
そう答えると彼は強く吸い付いて、ツンとした痛みが乳房に走った。
「んあっ…」
「分かんないの?」
「ん、…ぅん…」
「他の奴とこういう事、するかもしれないって事?」
指先で乳首を捏ねられ、私の腰がビクンと跳ねる。
「あっ…んんぅ…ちが…う、…瀬川くん、だけ…」
「…じゃあどうするの?」