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風に吹かれて2

第44章 スパイラル

「え何でですか?あっじゃぁ休止になって追っかけるのやめた?もうファンじゃないんですか?」



まだ続くんだ……(´;ω;`)ウッ ←心の声



この時は帰りのロッカーで二人きりになったタイミングだったんですが、周りに人が居なかったのがせめてもの救いと言うか。

あ~これじゃぁ、乗ろうと思ってた電車に間に合わないなぁ~、と思いつつ。一方では私の中の青君に対する恋心が爆発してました。



休止になって追っかけるの止めた、ってアナタ。追っかけられるネタが無いから涙を飲んで過去の映像とかインタビュー記事とかほじくり返してるんじゃん?
歌を聞いて写真を見て遣り過ごしてるんだよぅ。
会いたいけど無理してファンの為に出て来て欲しくないし、淋しいけどのんびりしてて欲しいって、願って祈ってる日々なの。
ファンってそういうモノだよ、アナタには理解できない気持ちだよ。

ほんで私のことを社内の交友関係を築く為の足掛かりにされて、いつもあの人とジャニの話で盛り上がってるんです、とか悪いけど他の人に言われたくないよ。
そんな軽々しくネタにされるようなもんじゃないんです。
ガチなの、自分でも引くほど彼が好きなんだからさ。

そもそも地元のライブ会場か遠征か迷ってるってことはまだ取れてないんじゃん、絶対取れる前提で選べるなんてどんなに羨ましいことか。
テレビでも雑誌でもラジオでも、ドラマも映画も楽しめてるんでしょう?

良かったじゃないですか、親孝行してお母さんのことも心配してるし大変結構なお話だと思いますよ、でも申し訳ないけど私を巻き込まないでくださいよ、もう本当に頼むよ。
そして物理的に距離が近いのよアナタ、私は息が苦しいですっ。



で、結局「ごめんね、よく分からないから……」的にもにょもにょ言って何とか終わらせたんですけどねぇ。
その後すんごいモヤりました(笑)。

青君に対する気持ちは、自分を形作ってるいろんなパーツの中で唯一と言っていいくらい純粋で綺麗な部分です。
その恋心を通りすがりの人にいきなりチカンされたようなレ〇プされたような気持になりまして。
攻撃力、破壊力に慄きました。



そんなことのあった翌日だったんですよねぇ、500円タカリ事件が起きたのは(笑)。

あー、長いから終わります。←え

いつもつまんない話にお付き合いくださり、読んでくれてありがとう。


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