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風に吹かれて2

第61章 Hope in the darkness

赤君のインタビューも拝見しました。
事前にメンバーと一緒に話を聞いていた、とのことなので、自担もそこにいたんだろうと認識してますが。
いくら事前に説明があったとはいえ、事実として認めて法を超えた対応をする、って聞かされても、そりゃぁ腑に落ちないだろうなぁ、という印象を持ちました。



ただ会見があってようやく所属タレントも自分の考えをハッキリと口に出来るようになったから。赤君もやっと自分は被害に遭っていないこと、噂話として知っていた程度だと言えたでしょ。
それで、加害があるのを知りながら見て見ぬふりをしていたわけではないことが分かったし。

組織ぐるみで容認してそういう世界を作り上げていたわけではなく、創業者一人がやったこと、とあの会見で線を引くことが出来て、現在活躍中のタレントは共犯者の汚名からは守られたわけです。

ジュリさんの涙もね。もらい泣きしましたけど。
ファンは自担がそういう目に遭っていたのか、それとも共犯者だったのか、という心配からは解放されましたよね。

と、考えていくと、やっぱ敢えて創業者に全部かぶってもらったような気がしてしまいますが……。

「あの方が誰も幸せにしなかった」
「人類史上、最も愚かな事件」
「やっていることは鬼畜の所業」

並んだ言葉が強すぎるのも、敢えてのことのように思えて。



私達ファンの気がかりは、いつだって自担の心身が健康であることと、やりたいことが出来ること。

会見では新社長と所属タレントで話し合う時間がまだしっかり取れていない様子でしたので、そこをね、ちゃんとしてもらいたいですね。

これまで入所からずっと尊敬して慕ってきた可愛いおじいちゃんを、ある日を境に異常な性癖を持つ犯罪者として切り捨てなくてはならないなんてさ。

赤君もインタビューで「精神的な決別」と言ってましたが、気持ちの上で、そう簡単に受け入れられることではないだろうと思います。絶対に葛藤があるよ。
歴史が長い分、創業者との思い出が多い年長タレントは尚更そうでしょう。

上が決めたことだから黙って飲み込む、とは心情としてならないと思うから、そこのケアをちゃんとして欲しいです。



あとは被害者への補償ですが。
何をどうするかはっきり明言しなかったのは良かったですね。
在籍確認もすると言ってたし。
理不尽な要求に決して屈しないよう期待しています。

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