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風に吹かれて2

第18章 静かな夜に

表題の曲、大好きです。

勿論青君のSOLO曲はどれも大好きで、順位なんて到底付けられないんだけども。

この曲で彼が表現する世界観はスペシャルだなぁ。

悲哀の先にある、孤独と静寂の世界。
とても美しいです。



私は孤独も静寂も非常に好きなのですが、日々社会の一員として生活していると、こういうタイプの人間は集団とは相性がよろしくない、とよく思います(だろうね)。

あんま一括りにするのは良くないって分かってはいるんだけども、私の知る限り世の中の人は全体的に、みんな一人を嫌がるし、怖がるし、シーンと静かだと落ち着かない人が多いように見える。

こちらとしては全然悪気は無いんだけど、誰かと同じ空間に居て話すことが特にないから黙っていると、相手が不安を感じているのが伝わって来て。

ああ、そっか、ごめんなさい、ってなるのね。

別にあなたのことを怒ってはいないし、嫌ってもいないし、具合が悪いわけでもないんです。
私のことは気にしないで、ここに居ない人だと思ってください。

と正直に言葉で言っても大概納得してもらえない(笑)。

から、結局は妥協してその場限りのお喋りで間を持たせてしまうんだけども。

人付き合いって大変ですよね(;^ω^)



余計な摩擦を生まないように、その場の雰囲気を親密にする努力をしないといけないもんねぇ。

日本語の「よろしくお願いします」って言葉は、外国語に訳すのが非常に難しいとよく聞きますが、日本の文化ってそういうことなんですね。

何ごとも円滑に、滞りなく運ぶように、お互いに上手いこと気を遣って察し合って、出来る限り仲良くやっていきましょう、という和の心です。

つまり、良い大人なんだから、自分から歩み寄る姿勢を見せろよ、的な(爆)。



だもんで、孤独も静寂も、私にとっては中々味わえない、とても貴重な状態なんですが。

となると、自然の中とか、神社とか、静かで落ち着いてて風通しの良い場所を求めて、ドライブとかさ、出掛けるしかないんだけど。

この曲は、お出かけ出来ない時に部屋で聴いていると、物凄く癒される。特に遁世的になってる時には(笑)。

光に焦がれて伸ばした手のひら。
手に入らなかった「君」を諦める間、降り止まない雨。
やがて面影が静寂に紛れて「誰かの声」に変わってゆく。

青君がやると悲し過ぎず、キレイなんだよね。


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