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風に吹かれて2

第28章 Dive into the feature

「親ガチャ」なんて言葉が取り上げられてる、昨今ですが。

今回は私の母の話をします。

いや、仮定の人物で例え話をすると、もしかしてこれは遠回しに特定の誰かについて話してるんじゃないか、まさか私のこと!? と不安や恐怖を感じる読者様が居るかもしれないので(^_^;)

実在する人物のことで間違いないよ、と最初にお断りをしておきますね。



ウチの母は現在70代なんですが、若い時からずっと、大変に困った人で。←のっけから

箱入り娘が箱に入ったまま母親になり、オバさんになり、おばあさんになった典型なんですね。

口癖は「違うよ!」で、何かと言うと「だって〇〇さんがそう言ったから」等と、自分以外の誰かのせいにするのが得意技です。

例えば、そうだな。
私がお風呂上がりに「シャンプー変えた〜?」と話しかけたとしますよね。
詰め替えボトルはいつもと同じなんだけど、香りが違うかな? ってちょっと訊いてみたとします。

「違うよ! それは一緒に買い物してた孫ちゃんがコレにする、って言ったんだよ!!」

と、彼女の返事はこう来るわけですよ。

伝わりますかね?



こちらとしては単純に匂いが変わったから、今までとは違うのにしたんだね、と言いたかっただけなんだけど、彼女の頭の中では自分が責められていると感じるらしいんですね。

で、これは自分がやったんじゃなくて別の人がやったんだから、文句があるならその人に言ってよね! という感情の動きがあるようで、こういう発言になるのね。



若い頃はもう少しマシだったような気もしますけど、まぁ、あんま変わってないか。
昔からこんな感じではある。

娘の立場としては心底迷惑、じゃなかった、困惑続きの人生なのですが、母親だからねぇ(ヽ´ω`)ゲッソリ



子供の頃から聞かされてきたのが、自分は結婚したくない人と一緒になったのだ、とね。
よく言ってました。

そうしたくなかったのに、誰かがこうだったから、ああだったから、仕方なく、それしかなくて。

自分だって望んでやってるわけじゃないの!
こんな人生の予定じゃなかったんだから!!

と続くのがルーチンですが、いやぁ、もうね、どんな人生の予定だったのでしょうか。←

お蔭様で大変に迷惑、じゃなかった、困惑しています、とお墓で祖父母に訴えたこともあります。いや、マジで(笑)。



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