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風に吹かれて2

第28章 Dive into the feature

別にここで母親に対する積年の諸々を訴えようとしているのではありません。
ここまでは前振りね(長い)。

実はこの困った母、5人の中では青君が一番好きなんですって。



あぁ~~~…………。



というお察しの声が聞こえてくるようですね、ハイ。

これを知った時の衝撃と言ったら、凄い破壊力でしたよ。
初めて「同担拒否」という言葉を実感しました。

単に好感を持ってる、くらいでファンと言える程ではないのでホッとしておりますよ。



で。

ウチの母を見てるとわかりますが、こういう方々は、どこに行っても、何をやってもスタンスは大体同じですね。
リアルでもネットでもね。
ペルソナの使い分けはしない。

だから一直線というか、熱いというか、信念があるんだろうねえ。



家族の中でも、サークルやお稽古ごとでも、地域の活動、学校関係、職場にも。
困った人はいるもので。

不運にも接点があった場合、存在を憎んでも疎んじても、疲れるだけです。

こういう人を見かけたら、ご家族もきっと迷惑、じゃなかった、困惑していることでしょう、大変ですね、と生ぬるく同情していただいて。

心の距離を取れば良いのではないかと思います。

青君も、怒るのは疲れると言ってますから。



自分の人生がつまらないみたいなことを言うのが好きな母に、昔、

「お母さんも人生折り返しで、健康で動き回れる年数は減る一方なんだから、子育ても終わったんだし、これからは後悔の無いようにしてね」

と本心から言ったことがあります。

「何かやりたくたって出来るわけないじゃないの。だって〇〇が◇◇だし、△△が●●なんだよ! ホントにワタシの人生って何のためにあるのかしら。大体、結婚が失敗だったから」

まあ、返事はいつものやつです。
ブレないのが逆に凄い(笑)。

もう、こういう人なんだから、私の人生じゃないんだし口出しはしませんよ、好きになさったら良いんじゃないですか。

と思えたのは割と最近です(笑)。



自分の人生をどう生きるか、なんて、一生考えもしないで過ごす方も多いですしね。

罰せられるわけじゃないし、誰かのせいにするのも選択だね。

ウチの母は楽しく文句を言い続ける人生を選んで謳歌してるんですから、十分幸せだろうな、と生ぬるく思っています。



あくまで、ウチの母の話ですよ(^_^;)


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