病院の風景
第6章 回復
石川が手術をしてから8日が過ぎた。
石川の自由を奪っていた、体に着いた無数の線は、徐々に減り、点滴も取れ、今は体に何も着いていない。食事も少しずつ食べられるようになった。
主治医の先生は、1日一回様子を見に顔を出した。
いろんな看護師さんが現れては、交代で定期的に血圧や体温を測り、体の調子を聞いて行った。看護師さんはみんな優しかった…。
その日、石川がトイレに行こうと廊下に出ると、声を掛けられた。
「石川さん、お体の具合はどうですか?」
声の方を向くと、手術の世話をしてくれた看護師の本山がいた。本山は、両足を揃えて、持っていた書類らしきものを後ろに隠すような姿勢をとり、笑顔で石川を見た。
石川には書類らしきものが、何なのかは勿論分からない。本山も書類らしきものを隠した訳ではなく、可愛く見える姿勢をとったのだ。
久しぶりに見た本山は、可愛いらしくそして小柄だがスタイルが良かった。
石川は、自分でも気付かないうちに、本山の体を顔から胸、そして太もも、股間と眺めてしまっていた。無意識に本山の股間に視線を止めてしまったことに気付いた石川は、慌てて視線を本山の顔に向けると、
「あ!どうも、手術のときはありがとうございました。」
と言った。本山は、笑顔で、
「まだお腹痛いですよね?」
と言った。石川は、
「はい、お腹の痛みはありますが、徐々に楽になっては来ています。」
と言うと、本山は、
「そうですか!お大事にしてください!」
と言って頭を下げた。そのとき、顔を上げた本山の視線が、一瞬自分の股間に向けられたように石川は感じた。
本山は、そのまま向きを変えると廊下を少し速足で歩いて、ナースステーションの方へ向かった。
石川は、本山の歩く後ろ姿を見た。速足で歩く本山のお尻が左右に振れているのが色っぽい。今の石川にとって、本山は性的な魅力で溢れていた。手術のとき、本山が自分にしたことを石川は当然知らない。しかし、本山には性的な親近感というか、言葉にはできない性的な何かを感じた。
石川の自由を奪っていた、体に着いた無数の線は、徐々に減り、点滴も取れ、今は体に何も着いていない。食事も少しずつ食べられるようになった。
主治医の先生は、1日一回様子を見に顔を出した。
いろんな看護師さんが現れては、交代で定期的に血圧や体温を測り、体の調子を聞いて行った。看護師さんはみんな優しかった…。
その日、石川がトイレに行こうと廊下に出ると、声を掛けられた。
「石川さん、お体の具合はどうですか?」
声の方を向くと、手術の世話をしてくれた看護師の本山がいた。本山は、両足を揃えて、持っていた書類らしきものを後ろに隠すような姿勢をとり、笑顔で石川を見た。
石川には書類らしきものが、何なのかは勿論分からない。本山も書類らしきものを隠した訳ではなく、可愛く見える姿勢をとったのだ。
久しぶりに見た本山は、可愛いらしくそして小柄だがスタイルが良かった。
石川は、自分でも気付かないうちに、本山の体を顔から胸、そして太もも、股間と眺めてしまっていた。無意識に本山の股間に視線を止めてしまったことに気付いた石川は、慌てて視線を本山の顔に向けると、
「あ!どうも、手術のときはありがとうございました。」
と言った。本山は、笑顔で、
「まだお腹痛いですよね?」
と言った。石川は、
「はい、お腹の痛みはありますが、徐々に楽になっては来ています。」
と言うと、本山は、
「そうですか!お大事にしてください!」
と言って頭を下げた。そのとき、顔を上げた本山の視線が、一瞬自分の股間に向けられたように石川は感じた。
本山は、そのまま向きを変えると廊下を少し速足で歩いて、ナースステーションの方へ向かった。
石川は、本山の歩く後ろ姿を見た。速足で歩く本山のお尻が左右に振れているのが色っぽい。今の石川にとって、本山は性的な魅力で溢れていた。手術のとき、本山が自分にしたことを石川は当然知らない。しかし、本山には性的な親近感というか、言葉にはできない性的な何かを感じた。