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理恵の初体験──ヌードモデルの覚悟──

第2章 理恵、初体験(女子大生)

すっぽんぽんで体験した性的なことといえば、まだオナニーしかない。

処女だから、指を少し入れるだけ。

とても気持ちいいから、悪いことをしているなんて思いもしない。

これに、
裸を見られること、あちこち触わられたり舐められたりすること、固いものが押し破ってくるといった要素が加われば、セックスになるんだよね。

恥ずかしいとか、痛いとかは、やがてオナニー以上の気持ちよさの前に消えていくらしい。

だから、早くセックスしたいという願望は中学生ぐらいからあった。

オナニーのテクニックを広げながら、セックスできる日を夢見ていた私だった。


すっぽんぽんの私に押し入ってくるもの──これが、セックス。

すごい。のみこまれてる。

全身でつながっているようで、
実は、体のごく一部だけが犠牲となって痛みを受け入れている。

熱い痛みが襲いかかり、息も満足にできなくなる。

裸にされている恥ずかしさなんて、どこかに行ってしまった。

力を抜いて、なんて彼が言ってるのが遠くに聞こえた。

現実なの?
他人の体が私の中に入ってるなんて、ほんとなの?

深い。私の中って、深いんだ。

痛い。怖い。痛い。
壊されていく、という実感。

痛いよ。

ああ……

…………………
………………

私の意識はそこで途切れた。


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