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ドSな兄と暮らしています

第1章 プロローグ

襖から、明かりが漏れる。

私は親戚の家の縁側にひとり腰かけて居た。

最後に、家族4人で撮った写真を両手で持って、何も考えられずにいた。

父にも、母にも、弟にも、もう会えない。

写真でしか、笑ってくれない。なんで私だけが生きているのか、わからなかった。

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