
ALICE物語
第1章 墜ちていくアリス
チェシャ猫「君が人間の女の子だったのなら、他の世界から来たって事だね!!」
チェシャ猫が微笑みながら言ったことは、アリスが異世界から来た人間ということだった
アリスが頭の上に?を浮かべていると、チェシャ猫は解りやすく説明した
チェシャ猫「まずは此処が君のいた場所ではないということからだ♪
【此所は'mago・tale'(マーゴターレ)別名:不思議な国という場所
此処には世界の迷い子を集める不思議な力が有るため、稀に異世界から障害の持つお客様が現れる
元の世界に返るには何かしらの条件が有るが、絶対に帰れない訳ではない
今回アリスが来たのは、何かしらの障害を持っているから
世界に治せないほどの障害を持つ者は強制的に此処に送られ、治るまで帰ることは不可能】
………分かった?
つまり君は世界が治せないほどの深い深い障害の持つ人間だったから、異世界から飛ばされたってこと
君のいた世界の時間は多分止まっているから安心して良いよ!!
他に聞きたいことはある?」
それだけ言うと、彼は自分自身がそうだったように儚げな笑みを浮かべながら答えた
アリス「じゃぁ、どうやったらこの姿から人間の姿に戻ることが出来るの…?」
いつの間にか涙が止まったら彼女はずっと考えていた
元々人間の彼女なのだから不安になるのは当たり前だ
チェシャ猫「あぁ…それは簡単だよ♪」
だがチェシャ猫は全然問題が無いようにさらっと言った
