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ヌードモデルのかわいいお尻

第1章 ヌードモデルだから裸にします

ドレスだから、立ちポーズか、せいぜい椅子を使ったポーズしかないだろうに、

オールヌードの私を使ってのポージングの試行錯誤は長かった。

制作の初日、彼の母親がドアをノックした。お茶とケーキの差し入れだった。

母親は、トレイを危うく落としそうになるほど驚き、どうして理恵ちゃんは裸なの!? と訊いた。

彼は、絵画制作とはそういうものなんだ、ヌードで完璧なデッサンをとってから、コスチュームを描き足すんだ、とか説明した。

確かに、彼の言葉は嘘ではなかった。

それでもパンツぐらい穿かせてあげなさい、と母親は言って、部屋を出ていった。

このエピソードがあってから、私はショーツを着用することになったが、かえってリミッターを外したように過激なポーズの指示が増えた。

そして、彼がデッサン中に勃起するようになった。

おとなしい全裸ポーズでは平和だったのに、パンツを穿かせて四つんばいとかアラベスクにさせると欲情するらしい。

四つんばいはまだいいとして、バレエのフォームに反応するのは許せない気がした。

ノーマルなポーズではさすがに勃起しないこともあったが、やがて、作業のあとは必ずエッチするようになった。

彼の母親からの差し入れは例外なく一日に一回だけだったから、
おっぱい丸出しだけどパンツ着用の健全な制作過程を確認させてしまえば、あとは絶対安全な時間となったわけだ。

母親のチェックのあと、ただちにパンツを脱がされてデッサン続行、ポーズのグレードアップということもあった──

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