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アイデンティティ

第1章           


指 先  触れる ・・・波 が

砂浜 に  寝そべっている 身体


かんじさせていく 生命の脆さ を

この身に 沁みさせていく  不安



消えてしまいそう で 

ずっと 考えないようには して た



目蓋【め】を 閉ざしていても どこから か
きこえてくる とりのこえ


・・・生きている  現在 は

まだ 何か を  記憶 していられ る



さまよい 歩いて く  感 情を

追い続け た

何年 経っても 捕まえられは しない
舞う 蝶のよう。。。に


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