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スーパーおにぎりマーケット

第36章 もう一度、夢を見た

こんばんは、おにぎりです。

今日は、夢の話です。寝ている時に見る方の。

創作を始めてから、カラフルな夢を見る話は、少し前にもしたと思います。なんかすっごいの見てた、みたいな。

でもそれって、必ずしも夢の中で楽しい思いをしているわけでもなく。なんか、夢って、恐れたり焦ったり、あんまり良い感情を味わえないなぁというのが本当のところで。
カラフルでも、見ているその時の気持ちは、かならずしも楽しいものではないのですねぇ。

でも、今日見た夢は違いました。
最初から最後まで楽しかった。

大学時代に、戻る夢でした。わたしの人生で最高に楽しかった4年間。そのワンシーンに、気づけば戻っていたのです。夢の中で、大学の仲間とトランペットを吹いていました。

わたしは、大学時代、吹奏楽部にいました。

定期演奏会はこのご時世で中止になり、卒業。
4年間やり通した部活の、7年間続けた吹奏楽の、最後の演奏が、中止。

こんなに悔しいことはなかった。

その気持ちに蓋をしたまま、1年間働いて、すっかりその気持ちに蹴りをつけたと思っていたのです。
そう簡単に蹴りをつけられるものじゃなかった。

昨日、ピアノを弾きました。
弾きたいと思った曲の楽譜を用意して、音楽するのは久しぶりで。本当に純粋に久しぶりに、音楽を自分で、奏でました。

純粋に音を楽しむ心が、きっと今日の夢を見せた。

夢には、大学時代の同期もいて、知っている限りの後輩がみんな出てきて。集まって、みんなで合奏していました。
わたしもトランペットを吹いていて。

……楽しかった。
中止になったはずの定期演奏会も、夢の中では復活していて、本当に楽しい夢だった。

目が覚めた時に、すごく嬉しかったんです。
きっとこの夢は、自分が音楽を、音を奏でることを楽しめたから見た夢なんだと思って。
夢の中だけでも、自分が1番楽しかった思い出を、もう一度、体感できたことが、本当にすごく嬉しかった。

わたしは思っていることがあります。
死ぬ前に絶対に走馬灯に出てくる映像は、大学時代が半分くらいを占めるだろうなと笑
本当に楽しかったんだ。
今は、生きることに必死になって、それなりの重圧の中で仕事をする毎日で、楽しかったことを忘れてしまいそうになるけれど。

心の片隅で、楽しい思い出が生きていること、嬉しいです。

以上、おにぎりでした。

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