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スーパーおにぎりマーケット

第35章 うどんを選ぶ

こんばんは、おにぎりです。

今日は、久々に焦ったことがあります。
その話をさせてください。

焦ったことの前に、ひとつ。
皆さんは自分のストレスを測る尺度みたいなのって、持ち合わせてますか?

例えば、『優しく咲く春』で言うと、
『本当の話をしよう』の章。

お祭りから帰ってから、春ちゃんが酔っ払うシーン。

春ちゃんが1本もビールを空けられなくて、優に「相当疲れてる」と言われるところです。
疲労度合いで飲酒の量が変わる、これもひとつの尺度かなぁと思います。


わたしは、疲れていると、食べ物を選べません。
コンビニに寄っても、何を選んでいいかわからない。
わからないから、コンビニで時間だけが過ぎていく……というのが、疲れている時です。

最近なかったのですが、久しぶりにその現象に陥って、今日はすごく、焦りました。
コンビニで、自分だけが食べたいものを選べずにフラフラしているような感じになって。他の人がサッと決めて会計に並んでいくのを見ると、めちゃくちゃ焦ります。

早く、何か買って帰らなきゃって、焦りだけで時間が過ぎていく。で、この時間がもったいないと思ってしまう。
そこまで含めて、その時間が嫌いです。


前は、焦りすぎて彼に電話をしました。

「どうしよう、何食べていいかわからない」

と、軽くパニックになり、泣きそうになりながら言ったところ、

「朝は何食べたの?」「昼は何食べたの?」「お腹は空いてるの?」
と、少しずつ聞いてくれて、最終的に、ブリトーを提案してくれて、それをそのまま買いました。

『しょうもない彼女だなぁ……』と自己嫌悪に苛まれつつ、ちゃんと対応してくれた彼には感謝しかないです。


今日は、その状態に陥ってから、心の中にイケメンを召喚させました笑 焦りつつ、少しだけ余裕があったから良かった。
心のイケメンは、「焦んなくていいよ」と言ってくれていたので、助かりました笑
……心のイケメン療法、おすすめです。

職場でみんなが食べてて美味しそうだったものを買って帰ることにしました。

……うどんです。
心にもお腹にも優しい。

一件落着。

やってみたいこと、食べたいもの、口に出したり行動に移したりするのって、意外と難しいんですね。特に、疲れている時なんかは。

今日は自分をしっかり労わってあげようと思う、おにぎりでした。

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