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変態ですけど、何か?

第13章 玲子先生 ~留学~

送ってもらう途中、私たちはファミレスに入り、夕食を食べる。

私が、ハンバーグを注文すると、靖子がおかしそうに笑う。

「やっぱり、里帆は若いわねえ。昨日もハンバーグだったのに。私は、クラブハウスサンドでいいわ」

ウェイトレスに注文して、靖子は話し始めた。

「里帆、車のなかで言ったことだけど・・・」

「うん、少しだけ考えさせて。
あたしも、靖子と一緒に暮らせたら嬉しいんだけど、やっぱり仕事の事も考えないと。
靖子は、生活費は気にするなって言ってくれたけど、お金の事って大事だと思うのよ」

靖子は頷いた。

「今は、それなりに蓄えもあるから、好き勝手に過ごしているけど、仕事を辞めたら、そんなのはすぐになくなっちゃうし、
靖子にだって、娘さんが居るんだし、お金が要ることも出来てくるかも知れないでしょ?」

「ありがとう。私の事も真剣に考えてくれてるんだ」

「当たり前でしょ。あたし、靖子が好きだもの」

私は心から言った。

たった数日の付き合いだけど、あたしにとって靖子は、無くてはならない女性になっていた。


自宅まで送ってもらった別れ際、靖子が言う。

「今度の土曜日、逢えるかな?明け番だから、朝方には身体が空くの」

「もちろん!帰りに迎えに来てくれる?」

「帰りなら、真夜中の3時頃だよ?
もう少し、遅い方が良くない?」

靖子がいうが、私は首を振った。

「3時がいい。ちょっとでも、長く一緒に居たいもん」

私は運転席の靖子にしがみついてキスをした。

「わかった。じゃあ、終わったら、連絡するから」

「うん!でも、あたし、毎日靖子に電話するからね?」

「待ってる。て言うか、私も毎日掛けるからね」

約束をして、靖子は帰っていった。

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