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変態ですけど、何か?

第5章 パパのこと ~1~

高校一年生の春。

両親が離婚することになった。

ママとパパ、どちらが親権者になるかで、
いろいろ争いがあったようだが、最終的に、あたしの希望を最優先すると言うことになり、
あたしはパパを選んだ。

ママの事が嫌いな訳ではなかったけど、
教育熱心なママが、あたしには堪えられなかったのだ。

「本当にパパでいいの?あなたは女の子なんだから、これから先、母親が必要になることも多いわよ」

ママはそう言って、あたしと暮らすことを望んだが、

「その時は、ママに相談する。いいでしょ?」

ママは、渋々あたしの選択を受け入れた。


ママが家を出た日の夜。

あたしはパパと結ばれた。

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