誓いのガーランド
第11章 花冠の代わりに 4
「んっ、はっ、あぁは、はぁ……イきそう」
花実は、なんとか言葉を絞って、彼に伝える。だけど彼の手は休まらない。
それどころか、花実の胸の頂きに、再度唇を近づけた。
「んっ!!! んーー、やぁ……」
「嫌じゃないでしょ? いきなよ」
「やだ……一緒……がいい……」
触られている、舐められているところ、全てが震えるように快感が駆け抜ける。
花実はなんとか絶頂に達するのを抑えながら、言葉にする。懇願する。
その目に写る、彼の表情が変わった。
攻めるのを止めると、ゴムを取り出して装着した。