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一時を悠久の時へ

第9章 児童相談所

お前に籠目とつけたのは…

子供ながらも儚く可愛さを纏った姿

それに気付いているのかいないのか

あの女はお前を疎ましく思うくせに

見えない籠の中にお前を閉じ込め

気分次第で好き勝手に弄ぶ

そして俺も…お前をまた違う籠に…

淡「籠目…手を出して」

素直に差し出された手を包み込み

雛の時に授けた勾玉を取り出す

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