テキストサイズ

一時を悠久の時へ

第23章 旅立つため

淡「けどなんて言う時点でなんかあるのだろ?
さっさと吐き出してしまえ」

俯いて暫くゴニョゴニョと呟いていたが

吐き出すまで逃げれられないと諦めたようで

阿「淡河さぁ…なんでなの?
そりゃ、修行に出すのは仕方ないって
わかってるよ…でも…でもさぁ…
期間が長いよ…長すぎるよぉ」

淡「ん…確かにな」

阿「でしょ!せめて半分の期間にしない?」

阿形の気持ちはわからなくも無いが

淡「いや…だめだ」

阿「なんで?!」

淡「そんな短期間で決めていい事では無いからだ」

不服そうに見開いた瞳で見つめられると

つい、甘やかしてしまいそうになる
エモアイコン:泣けたエモアイコン:キュンとしたエモアイコン:エロかったエモアイコン:驚いたエモアイコン:素敵!エモアイコン:面白いエモアイコン:共感したエモアイコン:なごんだエモアイコン:怖かった

ストーリーメニュー

TOPTOPへ