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優しく咲く春 〜先生とわたし〜

第6章 メゾンボナール305号室

「まぁでも、春斗の言う通りだ。俺も忙しさにかまけて家の事何もしなかったから。家事好きとはいえ、春斗も仕事してるわけだしな」

わたしたちは食卓に揃って2人で手を合わせる。


今日の朝食は和食。
ご飯、味噌汁、鮭、煮物、サラダ……と、バランスよく並んでいる。
時間が無いのに、春ちゃんは毎朝、しっかりとわたしと優の分の朝食と弁当をつくっていってくれる。

春ちゃんは働き者だ。仕事して、動物たちの世話もして、家では家事をして、わたしの世話もやいてくれる。

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