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優しく咲く春 〜先生とわたし〜

第7章 隠しきれないもの

春斗が慌てて、咲のもとに駆け寄って、抱きしめる。

「大丈夫、大丈夫だ。今日も眠れなかったの?」

「……目が覚めちゃった。怖くて眠れない。春ちゃん……」

「よしよし、よく来たね。お布団に入ろうか」

春斗が優しく咲の背中をさすりながら、手を繋ぐ。咲は布団に入ると、春斗にしがみつくように抱きついた。

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