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優しく咲く春 〜先生とわたし〜

第12章 ふたりの憧れ

優と春ちゃんは容赦ない。

優は、触れていた指を生理の穴にあてがう。
突然のことに、体がビクッと跳ね上がる。

「……ちょっとそのまま、中触るぞ」

入れまいとして、ぎゅっと力を入れて閉ようとする。だけれど、体勢が体勢なので、なかなか力が入らない。

「んぇっ…………やだ……よ」

「咲、力抜け」

拒否権もなく、指はゆっくりとわたしの中に入ってくる。

「あっ……!! んん、ん、くるし…………」

痛みはないが、久々に侵入してくる異物感が凄い。中を探られて、気持ち悪さが快感へと変わっていく。

「早乙女先生に、そろそろ定期検診連れてこいって言われてんだ。その前に1回、内診しておく」

……早乙女先生……!
そう聞いて、首を横に振る。足が開いたまま閉じない椅子、ブルブルする機械。……どっちも最悪だ。

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