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無人島行ってみた話

第1章 雑誌広告

それは、無人島でサバイバル体験が出来るというものだった。

「無人島!?」

「そうよ、漂流したつもりで、ビルロビンソンみたいに生き抜こうや」

「ロビンソンクルーソーだろ。ビルロビンソンは、往年のプロレスラーだ」

ちょこちょこ、当時言ったこととは関係ないボケを挟みますが、ご了承下さい。

記憶が間違っていなければ、道具、食料持ち込みで1泊であれば、一人七千円。

各種道具レンタルでたぶん、一万二千円くらいだったかと思う。サバイバル体験と記してあるが、無人島をフィールドとしたキャンプ場だ。


面白そうだとは思ったが、いくとしても予約が取れるのか?

安藤が言うには、ちょうど世間のお盆休みから数日後にあたる。しかも、月曜火曜の2日間なら空いているだろう。

また、女の子が参加していたら、声をかけようという下心もついての計画だ。

ただ、こいつとお二人でいくのは荷が重い。おそらく、なにもしない。いや、出来ないからやらない。

だから、急遽、声をかけた。

参加すると言ってきたのが、桂木さんという先輩である。アウトドアには興味はあるが、行く機会がなかったという。

ちなみに桂木さんとの付き合いは、この時まだ半年くらい?だったが、とある人形が絡んだアクシデントでなんだかんだお世話になっている。詳しくは、フィアードで公開中「祝いの道化師人形」で(呪いだ!)

そして、後日に桂木さんからもう一人参加者追加の連絡があり、計四人で行くこととなった。

問題の予約が、あっさり取れたということで、ここからサバイバル体験がはじまる。

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