🏠️家庭内恋愛💕
第9章 善意の行為
希伊子は「私は大丈夫です」と、言い残すと――――家に帰って行った。
それから一週間後――――…
「こんにちは――――」
と、希伊子がやって来たが――――瞳の濁りは深く…濃くなっていた。
「希伊子さん!?どうしたんだ……いつもと…違うぞ?」
その姿に、久則は危機感を覚えた!
いつものように、お茶を出すが――――…希伊子は「はい、すみません」と、作り笑いをするだけだった。
「また、酷いことをされたのか?」
「いえ――――…私が悪いんです…。
ちゃんと出来ないから…///私が…クズで…無能で価値の無い人間だから……」
そう言うと…希伊子は一点を見つめ謝り始めた――――。
「ごめんなさい…ごめんなさい…ごめんなさい――――…次は、ちゃんと出来ますから…次は…」