🏠️家庭内恋愛💕
第2章 綱渡り
「――――何でもない」
「嘘だ――――何でもないなら…そんなに泣かないよ?」
華菜は顔を隠していたが、入ってきた瞬間に見せた泣き顔を真二は覚えていた。
「――――泣いてない」
「ヘヘヘ…嘘――――だって…こんなにも涙が…頬を伝ってる」
そう言うと、真二は華菜の頬を指でなぞった。
「///なっ、なに――――するのよ!」
頬を撫でられ驚いた華菜は、つい飛び起き真二を睨んだ!
「ねえ?俺が結婚するの――――泣くほど…嫌だった?」
真二の言葉に華菜は驚き胸を押さえた!
「////な…何を――――言ってるの?」