🏠️家庭内恋愛💕
第2章 綱渡り
すると、自室の扉がノックされ――――ゆっくりと扉が開いた。
誰かが来ると予測していなかった華菜は、泣き張らした目で部屋に入ってくる人物を見た!
「華菜ちゃん――――いい?」
「真二…叔父さん」
そこには、少し困り顔の真二がたっていた!
華菜は慌てて顔を隠すと「なっ、何?」と、再び顔を枕に押し付けた!
「いや――――…なんか…いつもと違うから…どうしたのかな?って…兄さん達は、華菜ちゃんの態度はいつも通りって言うけど――――俺…気になっちゃって…」
思春期特有の反抗期に差し掛かっている華菜の態度は、両親にしてみたら通常運転なのたが、真二は何か不愉快にさせてしまったのかと…部屋まで来てくれたのだ。