🏠️家庭内恋愛💕
第3章 理想の女性
「母親…最強説――――ねぇ…」
湊は箸を置くと…大きくため息をついた。
確かに…男は母親の存在には、どうしても抗えない。
実際――――母親の存在は大きい。
だが、湊の母親に対するあり方は――――合コンマザコン野郎の非ではなかった。
母親に依存するマザコンとは違い…
誰にも理解されない――――一種のアブノーマルな世界と言ってもいい。
そう――――湊は実の母親を愛しているのだ。
母としても…
女としても…
湊は――――異常なまでに…母親の由美(ゆみ)を愛していたのだ。